
文芸同人誌の委託販売イベント
「プラムツリーBOOKフェア vol.2」の
開催は2023年夏を予定しています。
テーマは「短編集・アンソロジーまつり」!
詳細発表まで少々お待ちくださいませ。
BOOKフェア開催に当たって
(vol.1を企画したときの主催のひとりごと)
このたび、BOOKフェアという新しい試みを行うきっかけとなったのは、
ひとつおおきな理由は、ギャラリー主が小説書きという理由があります。
といってもギャラリー主の執筆歴は浅く、コロナ禍に入ってからです。
それまではギャラリーの傍、ハンドメイドの世界にどっぷり浸かっていましたので、
全く知らない新鮮な世界にやってきた印象がありました。
文学フリマなどにも参加してみれば、ハンドメイドと同じ表現の世界として、大変魅力的な作品が集まっていました。
ただ、そこでちょっともったいないと感じたのは、これだけの優れた作品があっても、オリジナル小説の世界というのは、
小説を書かない人にとっては、いや、たとえ本を読む人であっても、
あまり興味がもたれることのない空間だという感を受け取りました。
個人的な感想ですが。
そこで今までちいさいながら「場」を持ち、ささやかであっても「表現」の発露の場であって欲しいと思い、
ギャラリーを続けてきた自分にできることは何かないかと考えました。
なんにせよ「メジャーな表現」だけで成立してしまう世の中は、面白くない。
そこで思いついたのは今回のフェアでした。
お客さまの層としては、ふたつの層を考えています。
ひとつは、私のようなオリジナル小説(一次創作)を書いている方で、そういったものを求めてくる層。
今回、ファンタジーに限定したのは、趣向をはっきりさせ、また、フェアのイメージを持ちやすくしてもらうためです。
そういった方が雑貨の街である東林間を楽しみながら、イベントに足を運んでもらえればと思います。
そして、もうひとつの層は、東林間の雑貨屋を巡っているうちに、ふらっと覗きこみにいらっしゃるお客さまです。
正直、初回においては前者のお客さまが中心になることを見込んでおります。
後者のお客さまも少しはおられるかもしれませんが、購買層と考えるのは、いきなりは難しいでしょう。
ですが、回を重ねていくことで、私はなんとかこの両方の層を半々とはいかずとも、
割合的に近づけていきたいと考えています。
お互いの分野をそれまで知らなかった人がかかわり合う、その最初の場となりたいと考えているからです。
そして、いつか、何らかの「化学反応」が起きたら面白いと思いませんか?
また最後に、大仰なことを言うことが許されるなら
オリジナル小説界の方が外に触れる機会を増やしていきたいとも思っています。
web小説が盛り上がるなかでも、こういう形でも作品を届ける方法があるんだよ、
こういうリアルな身近な場で作品を届けることもできるんだよ、と伝えたい。
ギャラリー主は、いま、そう思っています。